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渡辺靖「<文化>を捉え直す」(読書メモ)  

声に出して読みたい日本語。

新自由主義とは経済効率性や市場競争力そのものを「正義」とするイデオロギーであり、その過剰を制御する価値として「正義」を位置づけた哲学者ジョン・ロールズらに代表される立場−米国における自由主義(リベラリズム)、ヨーロッパなどにおける社会民主主義−とはほぼ対極にある。(渡辺靖「<文化>を捉え直す」p.45)


なんか、すっごく納得したので、ご紹介。よく「新自由主義というのは定義が曖昧で、ただの罵倒語だ」と言うような、リベラルへの批判を目にするようになったんだけど、それは右というかまさに新自由主義者の言い訳なんじゃないのかと思ってたところ。ズバリ、上のように「正義」の意味の問題と捉えるなら、はっきりするでしょう。

著者は文化人類学のディシプリンで国際関係論をやってる人・・・とぼくは思うんだけど、間違ってたらすみません。ボストンのエリートコミュニティとアイリッシュコミュニティの社会調査から始まって、「リバタリアニズム」という著書もあったりとか、いま注目している著述家です。


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Posted on 2019/04/14 Sun. 18:02 [edit]

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川満彰『陸軍中野学校と沖縄戦: 知られざる少年兵「護郷隊」』(読書メモ)  

川満彰『陸軍中野学校と沖縄戦: 知られざる少年兵「護郷隊」』
https://amzn.to/2H60fs9

米軍へのゲリラ戦を想定し、中野学校出身者で沖縄に潜伏していた軍人たちの研究。

中でも酒井という男の行為が酸鼻を極める。食料調達を目的として、波照間島の住民を西表島のマラリア有菌地帯に強制移住させたあと(刀を抜いて威嚇したという)、その住民を監視し、脅し、虐殺まで行っていた。

この男が敗戦後、軍の命令でやったことで、自分じゃなくても誰かがやっていた、もっと悪い人間が来たかもしれない、と嘯いたとのこと。このメンタリティ、まったくもって今の政治家や官僚と似通っている。

中野学校とは別だが、敗戦直前には「義勇兵役法」なるものができていたらしい。志願兵を罰則つきで強制徴用するという、語用からしてウソまやかしの法律。

日本語を、意味をもたない記号にまで破壊する行為は、まず戦争前後にひどくなったのだと思う。敗退が「転進」とか、そういうやつ。そして今、2度目のピークが来ている。政府や官僚が日々新作の用法を繰り出して、日本語を完全に意味のないものに作り替えている。

歴史を学ぶ意味は、いまという時代の立ち位置を確認し、もう一度同じ間違いをしないためには違いない。(文書や歴史を改竄する行為が、人間存在の破壊であることは、言わずもがな)

Posted on 2019/01/10 Thu. 09:42 [edit]

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Magic Trackpad(2) をWindows(10)マシンで使う  

マウスが嫌いである。右利きだけど、疲れるので左手で使っているくらいだ。

マウスの問題点は、ポインタを動かすために持ち上げる必要がある(ことがある)ことだ。自宅ではAppleのノートパソコンなので、マウスは不要。仕事はWindowsデスクトップマシン+左手マウスで20年以上続けている。
すると、なんとしたことでしょう。今夏、ちょっとしたアクシデントで、左手は腱鞘炎に、右手はボクサー骨折状態(骨は折れてない。でも筋を痛めた)になってしまったのです!最悪だ。

最初は、整体医のすすめでペン型マウスに変えたが、接続がいちいち切れてスイッチを入れなおさないといけなくて、使うのやめた。次にトラックボールを検討したけど値段が高くて、そういえばタッチパッドにすればいいじゃんと思って、Perixx PERIPAD-501 IIを試した(安いから)。しかしこれは使用感がよろしくない。20年以上前にに生まれて初めて買ったコンピューター(PowerBook)のタッチパッドと似た触感で、動きもよくない。

そこでApple Magic Trackpad2を購入した。ポインティングデバイスごときに1万円超えは高すぎるとは思ったが、手が不自由でストレスがたまり、ややヤケ気味でもあったので、えいやっと。これを動かすためのドライバがフリーで開発されているという知識は、事前にあった。

(1) Windows Precision Touchpad Implementation for Apple MacBook family/Magic Trackpad 2
https://github.com/imbushuo/mac-precision-touchpad

もともとは、MacBookのBootcamp上でWindowsを動かす際に、タッチパッドのドライバがよくないので開発したようだが、Windowsのマシンでも動く。スクロールと左右クリックはスムーズ。3本指動作はあくまでWindows式だがこれは開発の目的上、正しい。この記事を書いている時点で、制作者さんがご病気で、入院中とのこと。今後も成長を見守りたいです。

残念なことにBluetooth接続では使えない。せっかく充電式のデバイスなのに、USBケーブルでコンピューターにつながないと使えないというのは、ちょっとばかしもったいない。

そこで、他にないのか探してみた。下記はどれもBluetooth接続できる。

(2) Boot CampにあるTrackpad用のドライバをインストール
https://geek-memo.com/win10-trackpad/ (Windows10でApple Magic Trackpadを使う)
ポインタが動くのと左クリックだけできる(これ、実はこのドライバをインストールしなくてもできる)。もしかしたらMagic Trackpad2ではスクロール他が使えないのかもしれない。だから(1)の人は開発する決心をされたんですね、おそらく。

(3) Magic Utilities
https://magicutilities.net/
3ボタン操作でファイルやウィンドウが移動できる!スクロールの感度もなかなかいい。しかしライセンスが買い切りじゃなくて1年更新制で、高い。

(4) Trackpad++
http://trackpad.forbootcamp.org/
MacOSのBootcampで動くWindows用のソフトだが、Windowsのマシンにもインストールできて、一瞬動いた。3本指クリックで、ウィンドウの移動ができた。ところが2本指スクロールが動かなかった。その後、エラーメッセージが出て使えなくなった。理由を追及する気になれないので削除。

(5) ExtraMagic
http://extramagic.forbootcamp.org/
Trackpad++をWindowsマシン用にしたものと思う。こちらはインストール自体に問題あり、動作確認できず。開発元にメールしたところ、有料でマイクロソフトの証明書問題をクリアしたものもあるとか。

というわけで、今のところ
・お金を使わずほぼ快適(だがBluetooth非対応):Windows Precision Touchpad Implementation
・高価だが性能を発揮:Magic Utilities
・試してもいいかもしれないけど、何となく乗り気になれない:ExtraMagic
というのが結論でした。


なんだかんだ言って、Apple製品をWindowsパソコンで使いたいというのが、自分のやりたいことだったような…値段は確かに高いが、LOGICOOLの充電式トラックパッドT651だって高い(そして、おそらくディスコン)。ELECOMのタッチパッドは少し安いけど評判悪い。となると、マックユーザーならAppleにしたくなりますよね?


Designed in Germanyというのに惹かれたのだが。使用感は自分にはよくない。製造中止かも。最近急に値段が上がった。


マウスを持つ角度が人間工学上、よくないそうです。なのでペン型はいいんだと。スタンドに立てたままなら、割といいと思った。スリープ後に接続がすぐ戻る仕様であれば、もうちょい使えるのだが。あと構造上の問題がひとつあって、このマウスは左手では使えない。やってみたけど挫折した。ユニバーサルデザインが求められる。

Posted on 2018/11/04 Sun. 21:34 [edit]

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ブログを引っ越します  

チェルシーズのHPを新しくしました。
http://33t.ciao.jp/lami/

なので、このブログはこれから使わないことにしようかなと思っています。操作がいまいちわからないので、また戻ってくるかもしれませんが。それとバンドに無関係な個人的なことは、やはりこのブログに書くのがよさそうです。

ということで、ライブ情報の更新その他、チェルシーズのホームページをご覧ください。
http://33t.ciao.jp/lami/

これからもよろしくお願いします。

Posted on 2016/01/01 Fri. 15:11 [edit]

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2015年のハイライト by ラミ犬  

毎年毎年、ほんとうに「あっ」という間に年末が来てしまいますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今年のハイライトをちょっと振り返ってみました。

1. ライブ

1/11、ノイズ系の3組に混ざってなぜかラミ犬ソロという、キトゥンカンパニーでのライブが2015年最初のライブだったのかあ(遠い目)。飛び入りとか外仕事(クラシックギター)もやりました。
どれも思い出すと走馬灯(遠い目)ですが、一番の収穫は4/19フレイムハウスでの、良元優作+関島岳郎とのライブです。「きみんち」で関島さんにソロを吹いていただいたという、ウソのようなほんとの話もあったので、証拠写真をごらんください。撮影、しろくろまっちゃさん、ありがとうございます。
良元+関島+チェル

ほか6/28の「賞金争奪祇園バトル」も面白かったですね。賞金を獲得できるのは2位まででしたが、3位になったのが我らながら意外でした。いや、勝つ気やってんけどね(みんな、そうでした)。

2. 観に行ったライブ

Alessi’s ArkもAoife O’Donovanの新バンドも見逃した今年。それでもそれなりに観に行きました。
10/11 テニスコーツ+TAPE。両者の即興かけあいの柔軟さと、TAPEのギターの音がものすごく綺麗なのが印象的でした。
9/21 同じくテニスコーツ。こちらは宇都宮泰さんの講演がメインで、宇都宮さんのマスタリングの秘密が解説される上にテニスの演奏も聴けるという贅沢なイベントでした。この時メモをとってて、我ながら高揚していたのがわかります。
7/16 GANZ toi,toi,toiでの中川敬ライブ。台風来てて、危ない危ないと言われていた中に、100人くらいの猛者が集まってました。ホワイティも全部閉店してるし、異様な雰囲気だったのとあいまって、中川も客もテンション高くて、思い出のあるライブです。
12/4 アルタン。伊丹の小さなクラシック向けホールで、近い距離で観れたのがよかった。前日がダーヴィッシュのライブ(こちらは西宮の巨大ホール)で、これもよかったんだけど、やっぱりアルタンが王者な気がしました。

3. 音源

今年はなぜかジェシ・エド・デイヴィスにハマってました。スライドギターを自分が弾いてみようと思って音源を探してて、スライドを弾いてる人の中で自分に一番しっくりきたのがジェシだったのです。ジョン・レノンの「スタンド・バイ・ミー」の間奏を弾いてる人だといえば、たいていの人は聴いたことあるでしょう。ジェシは3枚しかソロアルバムを出してないので、彼のプロデュース作とか参加作まで手を出しました。
あとは、 何年かに一度くる自分内ボブ・ディランブームがいま来てるとか、あいかわらずニール・ヤングは好きだし。グラム・パーソンズも流しっぱなし。
いま部屋でかけてるのはイアン・マシューズのPlainsong「アメリア・イアハートに捧ぐ」。1937年に太平洋上で行方不明になった、初の女性飛行士といわれる人をテーマにした作品です。いい、これ。

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アメリカ音楽に影響されたイギリス人といえば、ロニー・レインもよく聴きました。ぼくの演奏をみて「カントリーのギターですね」という人が結構いて、自分ではそんなつもりないんですが、やはり影響でかいんでしょうか。ていうか、新しい音楽聴くべきだと思うなぁ…

音源といえばまさに「音源」な、Apple MusicとAWA Musicの無料試用をやってみました。本に出てきた人を聴いてみたい(むかしならいちいち買うしかなかった)というような用途にはとてもよいです。どのみち一生聴いても時間が足りないほどの音楽が手に入る時代、一番好きなもの以外は資料でしかないというのが自分の結論です。そういう用途に、これはとてもよい。試聴してよかったらCDがどうしてもほしくなるんで、買います。ただそういう人ばかりじゃないので、レコード店はどんどん閉店していくしかないのかな。

なおApple Musicはレコメンド機能が強力でした。なるべく色んな音楽にアンテナ広げておくと、面白いものがひっかかってきました。ストリーミングという形態が音楽リスニングを豊かにする可能性があるとすれば、こういうところかな。

4. 本

たくさん読みましたけど、1冊だけあげるなら、これか。

高橋健太郎「スタジオの音が聴こえる」

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これまであまり興味なかった、どのスタジオで録った音がどうというような、オーディオマニア的な分野ではあるけど、「なぜ1972年のレコードは音がいいのか」という論はおもしろかった。とりあえずCDのライナーノートは録音スタジオをチェックするようになりました。今年やたらアメリカンやカントリー系の作品をいっぱい聴いたのは、この本に出てきたからというのも大きいです。

あと子供の読んでる漫画「ハイキュー!!」がいまとても気に入っているところです。3回くらい繰り返して読んでおりますです。

5. その他

仕事なんだけど、9月にアメリカ西海岸に行きました。なんかすごい異文化体験だったんです、これが。仕事そのものは、英語でありながらある意味外国感がなくて、まぁ同業者だからなんとなく通じるところあります。ところが街にでると、コリアンタウンでのアウェイ感、ハンバーガー店でスペイン語にしか聞こえない英語で注文とられて理解できなかったことなど、強烈な印象が残りました。文化の違いという点では、白人文化の方に親和性がある(それが勘違いかもしれなくても)なあというのがひとつ、またこのような多様性を日本社会が包摂することは可能なんだろうか、そんな包容力が日本人にあるんだろうか、というのがもうひとつの所感です。

今年は15年安保とよばれる政治の年でもありました。学生団体への執拗なネットでの匿名バッシング、法案が通ってからの世間の熱の冷め方、そして次の参院選挙には再び自民(そして公明、さらに大阪の維新)が大量当選するだろうと予想されていることなど、まったくもってファシズム前夜の予感がしています。

さて、2016年もいろいろやろう。

Posted on 2015/12/31 Thu. 12:24 [edit]

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